『Config. Vol.1 』通販開始!
お待たせいたしました。『Config. Vol.1 』の通信販売を開始します!
「U-Tee Store」さんにて、600円+送料で取り扱います。
下記アドレスにて是非ともご購入下さいませませー!
2010夏コミで『コンフィグ Vol.1』を販売します!
『コンフィグ Vol.1』
◇コミックマーケット78・3日目(8月15日)
◇東地区“R”ブロック-31a (http://twitcomike.jp/?id=0078-3-RRa-31-a)
◇A5 68頁/500円
■目次
【特集】メタルギアソリッド
・《論考》特集「メタルギアソリッド」のためのイントロダクション _ 入江哲朗
・「潜友」対談 _ 荻上チキ × 入江哲朗
・ メタルギアソリッドシリーズ 全作レビュー/銃器解説 /用語解説
・《論考》コントローラーデザインのゆくえ、2.0を迎えるとき _ 鈴野雫
・《論考》ロゴタイプから読み解くメタルギアシリーズ _ 廣瀬暁春
・《論考》ゲームプレイのロールプレイ _ 柴田洋
【特別掲載】
・ 批評の技術・技術の文学 _ 東浩紀 × 福嶋亮大
■内容紹介
『コンフィグ』は、ソシオグラフィ研究会(代表:入江哲朗@t_irie)がはじめて世に出す同人誌です。
このブログを更新するのも一年ぶりですが(笑)、昨年春の東さん×福嶋さんのトークイベント(前回のエントリ参照)を契機に発足したソシオグラフィ研究会はその後、おかげさまで東京大学・慶應大学の学生を中心に20名前後がユルく出入りして月1回程度の勉強会をおこなう中規模集団へと成長しました。
そんな私たちソシオグラフィ研究会は、ついにこの度、同人誌という形で活動の成果を世に問うこととなりました!その記念すべき創刊号で特集するのは「メタルギアソリッド(MGS)」。本誌の全68頁のほとんどを、MGSへのあふれんばかりの愛と情熱に費やしています。これほどまでにMGSについて知的に考えた奴は小島監督と我々ぐらいだろう、というのが私たちの自負です(笑)。
それでは、簡単に本誌の内容を紹介していきましょう。
◇入江による、特集「メタルギアソリッド」のためのイントロダクション
MGSに馴染みのない読者のために簡単なシリーズの概要とストーリーの説明を試みつつ、小島秀夫と宮本茂を対比させたMGS論となっています。
◇批評家の荻上チキさんをお招きして、本誌編集部・入江とのアツいMGSトーク
MGSが、いかに他のゲームと違っていてなおかつ素晴らしいかについて語り尽くしています。対談収録後のMGSPWの対戦プレイで、圧倒的なやり込み具合の差から、荻上さんにボッコボコにされたのも良い思い出です。
◇全作レビュー
シリーズ原点の「メタルギア」から最新作の「ピースウォーカー」まで、携帯機も含めたほとんど全作をレビューしています。でも、全作レビューというよりは全作論評に近いです。
◇銃器解説
本誌編集委員のガンマニアによるコラムです。なんか凄いです。
◇用語解説
ネタ記事です。
◇鈴野による、論考「コントローラーデザインのゆくえ、2.0を迎えるとき」
ソニーと任天堂とで、ゲームコントローラーのデザインの系譜を比較し分析しています。
◇廣瀬による、論考「ロゴタイプから読み解くメタルギアシリーズ」
本誌のDTP担当が、ロゴタイプの観点から、シリーズ内の作品毎の思想の違いを考察しています。
◇柴田による、論考「ゲームプレイのロールプレイ」
スネークというキャラを操作する、という点からMGS3について考察しています。
以上がMGS特集ですが、巻末には特別掲載というかたちで、トークイベントの記録も収められています。
◇批評家の東浩紀さんと福嶋亮大さんによる対談「批評の技術、技術の文学」
このトークイベントは、2009年4月25日に東京大学駒場キャンパスにて開催されました。このブログの過去のエントリを見れば分かりますが、ソシオグラフィ研究会はこの対談企画を実現するために立ち上げられた、という歴史的背景があったりします(笑)。同人誌に載せるのがもったいないぐらい大変興味深い内容で、ボリュームも3万字を越えるものとなっています。
(この対談はMGSとは全く無関係なのですが、アーキテクチャの磁場のなかでいかに文学や批評の作家性を見いだすかというテーマは、まさしくMGSシリーズの批評性と完全に問題意識を共有しており、そのシンクロ率の高さに編集部一同身震いしたものです。)
■
それでは、MGSが好きな人も、ゲーム批評に興味がある人も、東さん福嶋さん対談に興味がある人も、500円と安いので、是非買って下さい!コミケ3日目、東R-31aにてお待ちしてます!!
■追記(8月13日)
宣伝用動画を撮影しました!!
とはいっても、全然宣伝になってません^^;
▽▽▽
コンフィグ Vol.1
2010年8月15日発売
発行
ソシオグラフィ研究会
責任編集
入江哲朗+柴田洋
執筆・編集
入江哲朗、柴田洋、廣瀬暁春、長野誠一郎
宮沢克典、岡俊一郎、小山田晋、寺内暁
illustration
nanana
DTP & design
廣瀬暁春、寺内暁
印刷
株式会社ポプルス
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満員御礼
おかげさまで25日のイベントは盛況のうちに無事終えることができました。はじめてのイベントで至らぬ点も多かったかとは思いますが、生憎の雨にもかかわらずたくさんの方にお越しいただけて、この企画は大成功だったと言っていいと思います。
対談の内容もたいへん刺激的で意義深いものであったので、できればどこかで何らかのかたちで活字化したいと考えていますが、はたして実現できるでしょうか……。
p.s.
my_youさん、イベントの素敵なレポートをどうもありがとうございました。
→http://d.hatena.ne.jp/my_you/20090426/1240698936
東浩紀@東大駒場
はじめまして、ソシオグラフィ研究会の野々宮馨です。
自己紹介したいのはやまやまですが、なにはさておきさっそくイベントやります!だから告知します!!
▽▽▽
ソシオグラフィ研究会が主催するトークイベント
批評家の東浩紀・福嶋亮大両氏を東大駒場にお招きし、「技術」をキーワードにゼロ年代以降の文学/批評が経験しつつある変動をテクノロジーとテクニックの二つの視点から議論する!
日時:2009年4月25日(土) 17:00(開場16:30) 〜 19:00
場所:東京大学駒場キャンパス7号館741教室(地図はこちら)
主催:ソシオグラフィ研究会(代表 入江哲朗)
入場無料、事前申込不要。
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というわけで、ぜひとも皆さんいらしてください!
それにしても、代表である入江さんの呼びかけであれよあれよと言う間に研究会が立ち上がり、入江さんの人脈であれよあれよと言う間にイベントが準備され、入江さんの「ネットで告知しろ」との命令でこれよこれよと言う間にはてなダイアリーが開設されました。なんだか目が回りそうですが、なにはともあれ今後ともよろしくお願いします。